クラウドファンディングの最適な募集期間は?平均日数・おすすめ期間・決め方を紹介します
クラウドファンディングの「募集期間」について最適な決め方を解説します。平均の日数やオススメな日数も合わせて紹介しているので、あなたに最適な募集期間でプロジェクトを成功させていきましょう!
この記事では、クラウドファンディングにおける
「最適な募集期間」
の決め方を、CAMPFIREパートナーとして活動している りょうかん が解説します。
平均的な日数やオススメな期間を根拠付きで紹介しているので、終了日を決める参考にしてみてください。
・募集期間は振込日などから逆算して決めよう
・過去の平均日数は「約40日間」である
・推奨日数は「25〜30日間」程度である
初めてクラウドファンディングに挑戦する人なら「約3週間程度」を目安にしてみるのがオススメです!
募集期間(終了日)の決め方は?
クラウドファンディングの募集期間の決め方(決めるときの考え方)は、下記の通りです。
- 振込日から逆算する
- リターンの発送期限を基準にする
- おすすめの期間内で終了日を決める
これらの方法から総合的に判断して決定することをオススメします!
1. 振込日から逆算する
まずは、振込日から逆算する方法です。
各サイトによって振込日に違いがあるので、資金の必要な時期に間に合うように終了日を設定しましょう。なお、国内の主要3サイトの振込日は下記の通りです。
サイト名 | 振込日 | 2022年10月終了の場合 |
翌月末 (早期振込有) | 入金日 11月30日(水) | |
翌々月 3営業日目 | 入金日 12月5日(月) | |
翌々月10日 (早期振込有) | 入金日 12月9日(金) |
2. リターンの発送期限を基準にする
続いて、リターンを発送したい期日を基準に決める方法です。
例えば、新しいカフェのオープンなどでリターン発送のリミットが決まっている場合は、その期日に合わせて終了日を設定しましょう。
3. おすすめの期間内で終了日を決める
最後は、他のプロジェクトの平均日数や合理的な理由から導かれたおすすめの期間を目安にして決める方法です。
具体的な根拠(平均日数や法則など)は後述しますが、
推奨日数
25〜35日間
を目安に決めてみてください。(約3週間から5週間程度)
ちなみに、初めてクラウドファンディングに挑戦する人には「約21日間(約3週間)」を推奨してます。理由は後述します。
募集期間の設定可能な日数と平均日数は?
実際にクラウドファンディングに挑戦しているプロジェクトでは、どのくらいの募集期間が設定されているのでしょうか。
まず、国内の主要3サイトにおける設定可能な募集期間は下記の通りです。
■ CAMPFIRE
・1日〜79日間(All-in方式)
・1日〜59日間(All-or-Nothing方式)
■ Makuake
・最大89日間(募集方式問わず)
■ READYFOR
・10日〜90日間(All-in方式)
・10日〜59日間(All-or-Nothing方式)
また、筆者りょうかんが独自集計したデータを元に算出した、国内最大手クラウドファンディングCAMPFIREにおける平均日数は下記の通りです。
タイトル | 募集方式 | 平均日数 | 対応日数 |
All-in | 40.6日 | 1日〜79日間 | |
All-or-Nothing | 38.9日 | 1日〜59日間 |
平均日数的には【約40日間】が目安になるようです!
注意点:募集期間を決める際に気を付けることは?
クラウドファンディングの募集期間を決めるときに陥りやすい注意点をまとめます。
注意点①:準備期間をしっかり確保しよう
ここまでに推奨日数や平均日数を紹介してきましたが、この日数はあくまでも「公開してから募集している期間」です。つまり、準備期間はこの日数と別で確保する必要があります。
プロジェクト内容次第ではありますが、準備期間の目安は「約1ヶ月程度」ですので、資金調達のスケジュールを考える際には準備期間を忘れないように気をつけましょう。
注意点②:期間が長い ≠ 支援がたくさん集まる
「募集期間を長ければ長いほど支援が集まりやすい」と思っている人もいますが、絶対に間違いです。なぜなら、クラウドファンディングには【 魔の中だるみ期間 】があるから。
クラウドファンディングにおいて「支援購入」や「ページ閲覧」は
・公開直後の7日間(スタートダッシュ)
・終了直前の7日間(ラストスパート)
に集中して集まりやすい傾向があります。
つまり、それ以外の期間はほとんど支援の集まりません。
この期間をことを【 魔の中だるみ期間 】と呼んでいます。
実際に、CAMPFIREパートナーとして僕が担当したプロジェクトにおける日別PV(=ページ閲覧数)の推移は下記の画像のようになっています。
この通り、スタートダッシュ7日間とラストスパート7日間を除いた期間は、ページの閲覧数が低調に推移していることがわかると思います。つまり、この魔の中だるみ期間を伸ばしたところで支援の増加は期待できないというわけです。
支援が伸びないことに加えて、告知疲れなどによるメンタルの消耗も激しいです。そのため闇雲に長くすることは避けるようにアドバイスしてます。
ただし、例外として
・チラシ配布
・店舗内掲示
・イベント開催
・etc…
など、オフラインでの告知手段を持っている場合には募集期間を伸ばしても効果が期待できるので意識してみてください!
注意点③:公開日と終了日に超こだわろう
募集期間を考えるときに「日数」だけに注目するのは超危険。日数以上に大事なのは【公開日】と【終了日】です。
なぜなら、先ほどもお伝えしたように、クラウドファンディングにおいて支援は「公開直後」と「終了直前」に集中して集まりやすい傾向があるからです。
そのため、公開日と終了日は支援の集まりやすい日に設定することが好ましい。中でも「どの曜日に公開するか」は意識することをオススメします。
・金曜日:夜に飲みに行く人が多いため
・土日祝:友人と遊んだり趣味に時間を使うため
・大型連休:家族等で出掛けてネットを見れないため
・年末年始:親族の集まりや特番などの行事が多いため
他にも、月末は終了するプロジェクトが集中しやすいため、人気プロジェクトに表示されにくくなることを考慮して避けるという考え方もあります。
あなたの周りにいる人たちの属性や支援者のターゲットによって戦略は変わると思うので、この記事を参考に最適な戦略を考えてみてください!
募集期間の長短によるメリットとデメリットは?
これまでの内容を踏まえて、募集期間を長くすることと短くすることの、それぞれのメリットデメリットをまとめます。
募集期間が「短い」メリットとデメリット
- 募集期間が短いメリット
- ・魔の中だるみ期間にメンタルを消耗しないで済む
・スタートダッシュとラストスパートに集中できる
・自分たちの告知疲れや周りの人の飽きを防止できる
・自分のSNSをクラファン告知で占有する期間が短くていい
・失敗したときの再挑戦に素早く着手できる
- 募集期間が短いデメリット
- ・周知が不十分になる可能性がある
・気づいたら募集が終わっていて支援できない人が生まれやすい
募集期間が「長い」メリットとデメリット
- 募集期間が長いメリット
- ・周知するための宣伝戦略を何度も試すことができる
- 募集期間が長いデメリット
- ・スタートで失敗したときのリカバリーが難しい
・反応が鈍かった場合に長期間メンタルが傷付く
・告知や宣伝をするための労力が持続してキツい
まとめ:最適な募集期間でより多くの支援を集めよう!
というわけで、クラウドファンディングの「最適な募集期間の決め方」や「おすすめの募集日数」は下記の通りです。
- 募集期間は振込日などから逆算して決めよう
- 過去の平均日数は「約40日間」である
- 推奨日数は「25〜35日間」程度である
- 初めての挑戦なら「約3週間」でもOK
公開直後と終了直前の合計2週間以外は支援の集まりにくい「魔の中だるみ期間」となるので、闇雲に募集期間を伸ばさずに目安として「3週間〜5週間程度」に収めることをオススメします。
神経質になって悩む必要はないので「エイヤ!」と勢いで決めてもらっても大丈夫です。もし不安が払拭できない方は、ぜひクラウドファンディングのプロに相談してみましょう!
僕もクラウドファンディングのプロ= CAMPFIREパートナー として活動しています!
追加の費用負担なしで頼ることが出来ますので、ぜひ気軽に 公式ライン で相談いただけると嬉しいです!
なお、他にもページ作成の参考になる記事をご用意してます。
クラウドファンディングに挑戦するときの参考にしてみてください!
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