起案者必見!クラウドファンディングに挑戦するときの注意点7選!
クラウドファンディングの起案者のために「注意点」をまとめました。全部で7つの注意点を紹介するので、これからクラウドファンディングに挑戦する人はリスクを避ける参考にしてみてください。
この記事では
「クラウドファンディングの注意点」
をまとめました。
特に気をつけるべきポイントとして厳選した7項目について解説します。
- 資金調達に失敗する可能性がある
- 資金の獲得に時間と労力がかかる
- 利用規約上の禁止ジャンルがある
- 批判されて炎上するリスクがある
- 基本的に削除や取り下げはできない
- 企画アイデアが盗まれることもある
- 手数料など金銭的なコスト負担あり
というわけで、はじめまして!
クラウドファンディングコーディネーターの りょうかん です!
この記事では、CAMPFIRE公式パートナーとして毎月複数のプロジェクトを成功に導いている僕が、クラウドファンディングの注意点を解説していきます!
クラウドファンディングの仕組みは?
クラウドファンディングとは、「Crowd(群衆)」×「Funding(資金調達)」を組み合わせた造語です。2010年代から新しい資金調達方法として浸透し始めました。
一般的には、「実現したい企画を持つ起案者がプロジェクトを立ち上げて、インターネットを使って不特定多数の支援者から少額ずつ資金を募る仕組み」のことを指します。
そして、起案者が支援者に対して『リターン(返礼品)』を提供する形で実施されています。
横文字でよくわかんないんという人は「オンラインショップの一種」だという理解でOKです!
起案者(販売者)の商品サービス(リターン)に対して、共感したり欲しいと思った支援者(購入者)が応援購入するという「先行販売/予約販売のサイト」だと思ってください。
クラウドファンディングの失敗とは?
近年注目を集めるクラウドファンディングですが、中には失敗するプロジェクトもあります。
クラウドファンディングの失敗には
失敗①:プロジェクトの目標金額を達成できなかった(未達成)
失敗②:何かしらの原因で企画の実行ができなかった(不実行)
失敗③:炎上して返金騒動などの揉め事に発展した(トラブル)
などの種類があり、プロジェクトを実行できない事例やトラブル事例も非常に多いです。
ただ資金を集めて終わりではありません。これらの失敗を避けるためにも、クラウドファンディングに挑戦するときの注意点を知っておきましょう。
クラウドファンディングの成功率は?意外と低いと知っておこう
意外に感じるかもしれませんが、クラウドファンディングの成功率はそれほど高くありません。
業界最大手CAMPFIREで実施された全てのプロジェクトを独自調査した「統計データ」によると、2022年のクラウドファンディングの成功率(目標達成率100%以上の割合)は……
成功率 45.7%
でした。(出典:CAMPFIREの年間統計データ大公開)
つまり、半分以上のプロジェクトが失敗しているということになります。
初めてクラウドファンディングに挑戦する方は「成功しているプロジェクト」を見る機会が多いからこそ簡単に集まると誤解していることも多いですが、成功率はそれほど高くないことを知っておきましょう。
なお、CAMPFIREにおける成功率や未支援率などを詳しく知りたい方は「クラウドファンディングCAMPFIREの成功率ってどのくらい?」を参照ください。
クラウドファンディング挑戦するときの7つの注意点は?【チェックリスト】
クラウドファンディングは、自分ひとりでは実現できない夢を叶えるために「プロジェクトに共感した人から資金を募ることができる」という素晴らしい手法です。
ただし、その一方で、クラウドファンディングに挑戦する際の【注意点】もあります。
資金調達のひとつとして挑戦しようとしている方は、ぜひ参考にしてみてください。
クラウドファンディングの注意点
注意点① 資金調達に失敗する可能性がある
注意点② 資金の獲得に時間と労力がかかる
注意点③ 利用規約上の禁止ジャンルがある
注意点④ 批判されて炎上するリスクがある
注意点⑤ 基本的に削除や取り下げはできない
注意点⑥ 企画アイデアが盗まれることもある
注意点⑦ 手数料など金銭的なコスト負担あり
注意点① 資金調達に失敗する可能性がある
クラウドファンディングには、目標金額を達成した場合のみ集まった資金を受け取れる「All-or-Nothing方式」があります。そのため、必ずしも資金調達に成功するわけではありません。
また、集まった資金を全額受け取れる「All-In方式」であっても、目標金額を達成できる割合(=成功率)は決して高くありません。
前述の通り、2022年のCAMPFIREにおける成功率※は「約46%」と半数以下ですので、その難しさを理解しておきましょう。(※りょうかん調べ)
注意点② 資金の獲得に時間と労力がかかる
クラウドファンディングでは、準備開始から口座に資金が振り込まれるまでに
- 準備期間:約1ヶ月間
- 募集期間:約1.5ヶ月間(最大3ヶ月間)
- 振込期日:約1ヶ月後
という時間がかかります。今月中に資金が必要な場合などには不向きです。
また、支援を集めるためには、SNS発信や拡散協力のお願い連絡、支援者へのお礼連絡など、資金を集めるための労力も膨大にかかります。特に負担が大きいのは下記のあたり。
- ページ作成
- 企画の検討準備
- 支援者とのやり取り
- 告知プロモーション発信
- リターンの発送作業
- (プロジェクトの実行準備)
中でも「リターン発送作業」はクラウドファンディングに挑戦した人は口を揃えて言うほど大変です。
簡単に資金調達できるツールではないので、時間や労力に余裕を持って挑戦するようにしましょう!
もし資金的な余裕があるのであれば、経験豊富なプロに外注することをオススメします。
なお、入金のタイミングはクラウドファンディングサイトによって異なります。
詳しくは「クラウドファンディング購入型10サイトを比較!手数料・成功率・掲載数・特徴ジャンル・おすすめは?」を参照してください!
注意点③ 利用規約上の禁止ジャンルがある
使用するプラットフォームの「利用規約」によっては掲載できないジャンルがあります。
CAMPFIREの場合において禁止されているもの一例は下記の通り。
青少年の保護の観点から不適切と思われるもの
極端に特定個人のための目的と認められるもの
政治活動や宗教活動を目的とするおそれがあるもの
CAMPFIREが認めない第三者への寄附を目的とするもの
エアガン・スタンガン・動物等の生き物などをリターンにするもの
禁止ジャンルはプラットフォームによって異なります。
使用するサイトで類似プロジェクト事例があるか検索しておくようにしましょう。
もし類似事例がない場合には前段階で運営者側に確認することをオススメします。
注意点④ 批判されて炎上するリスクがある
クラウドファンディングのプロジェクトはインターネット上で不特定多数に公開されるため、常に批判や炎上のリスクと隣り合わせです。
身近な人には面白いと言われるプロジェクトでも、外部の第三者から見ると「身内ネタ」や「不謹慎」に感じられることも少なくありません。
批判的なコメントが集中したり、非難する投稿が拡散されたり、炎上してしまう可能性はゼロではないので、自分たちのプロジェクトは大丈夫か、よく考えて挑戦しましょう。
このような炎上リスクを減らすためにも、経験豊富なクラウドファンディングのプロ(=CAMPFIREパートナー)に相談することをオススメします!
第三者的な立場からの客観的な意見も伝えさせてもらうので、ぜひ気軽に相談してください!
注意点⑤ 基本的に削除や取り下げはできない
ほとんどのクラウドファンディングサイトでは、一度公開したプロジェクトを原則削除することができません。募集期間はもちろん、募集終了後でも同様です。
目標金額を未達成で恥ずかしい想いをしたり、黒歴史がデジタルタトゥーとしてインターネット上に残ってしまう場合もあります。
挑戦する際には十分に考えて準備してからスタートするようにしましょう。
注意点⑥ 企画アイデアが盗まれることもある
繰り返しになりますが、クラウドファンディングはインターネット上で不特定多数に広く周知されるため、多くの人にプロジェクトの内容が公開されることになります。
そのため、競合企業などにプロジェクトの企画アイデアを盗まれて、パクられてしまう可能性があります。
残念ながら企画アイデアに「著作権」はないので、パクられるリスクを心配するのであれば別の資金調達方法を検討してください。
どうしても防ぎたい場合には『特許』などを活用しましょう。
注意点⑦ 手数料など金銭的なコスト負担あり
クラウドファンディングは「元手不要」で挑戦できるのがメリットのひとつですが、実際に多くの資金を集めるためには様々な金銭的なコストがかかります。
具体的にかかる費用の一例は下記の通り。
- プロジェクトページ作成費用(文章ライティング)
- プロジェクトページ作成費用(写真撮影/動画撮影)
- プロジェクトページ作成費用(画像編集/画像加工)
- リターンの製作費用および発送費用
- チラシなどの広告媒体の作成費用
- ウェブ広告などのマーケティング広告費用
- 活動報告など告知作業やリターン発送にかかる人件費
- プラットフォーム手数料
細かく挙げるとキリがないほど費用が必要になります。
もちろん、チーム内で各種スキルを持っていればコスト負担は減らすことができますが、時間リソースはかかることになります。また、外注する場合でも費用負担は増えます。
かかるコストは「手数料だけ」と思っている方も多いですが、意外と大きな金銭的なコスト負担もあることを覚えておきましょう。
ちなみに、購入型クラウドファンディングで集まった資金は、課税対象となる「売上」の扱いになります。
そのため、個人事業主の場合は「所得税」が、法人の場合は「法人税」が、それぞれ発生しますので注意しましょう。
クラウドファンディング成功のコツは?
最後に、クラウドファンディングの成功のコツも3つほど紹介しておきます。ぜひ参考にしてみてください。
成功のコツ❶:わかりやすいプロジェクトページを作り込む
クラウドファンディングの認知が高まってきたことで、ライバルとなる起案者も増加。国内最大手のCAMPFIREでは月間1000件前後、Makuakeでも月間600~700件ほどのプロジェクトが立ち上がっています。
そんな数多くのプロジェクトの中から見つけてもらって支援を集める必要があります。
そこで大事になるのが「プロジェクトページ」です。
- パッと目を引く「メイン画像」
- 興味をそそられる「タイトル」
によってアクセス数(PV数)を獲得し、
- 読みやすい文章で書かれている「本文」
- 支援したくなる「セールスライティング」
- 企画をイメージしやすくする「画像」や「動画」
で読んでくれた人の心を掴んで、支援者の背中を押す。
そんなプロジェクトページになるようにしっかりと作り込むことが重要です。
自分で作り込みをする自信がない方は、実績あるプロに外注することも選択肢のひとつですので検討してみてください。
累計調達1億円以上の実績あり
自分でページ作成をしたい方には、プロジェクトページの作り方をまとめた下記の記事を参考にしてもらえたらと思います。
成功のコツ❷:支援者にとって魅力的なリターンを用意する
支援者はプロジェクトの内容だけでなく「リターン」にも注目しています。
購入型クラウドファンディングの場合、リターン次第で達成金額が変わると言っても過言ではありません。
支援者に「このリターンなら支援できる」「この機会に購入したい」と思わせるほどの魅力的なリターンを用意しましょう。
自力で考えるのが難しい人は公式LINEまでご連絡ください。
リターンアイデアの工夫などのアドバイス相談をすることが可能です。
CAMPFIREパートナーに無料相談
なお、予想以上に大きな金額が集まった場合、納税金額で金銭負担が増えてしまったり、製造コストが増えて赤字になってしまうことも考えられます。送料や配送手続コストなども必要になるので、リターン設計する際には注意をしましょう。
成功のコツ❸:マーケティングを駆使してプロモーションする
しかし、どれだけ募集ページを作り込んでも、魅力的なリターンを用意しても、プロジェクトの存在を知ってもらえなければ支援は集まりません。
そこで必要になるのが「プロモーション」です。
成功するプロジェクトでは実施されているプロモーション施策の一例を紹介します。
・SNSの運用投稿
・紹介サイトへの掲載
・活動報告の定期投稿
・ウェブ広告出稿
・SNS広告出稿
・インフルエンサー依頼
・PR記事の制作依頼
・キャンペーン企画
・メディアアタック
・プレスリリース配信
・チラシ(ポスター)
・回覧板/地域誌
・イベント実施
・体験会開催
・展示会参加
・限定メッセージ
・メルマガ配信
・ニュースレター配信
・etc…
プロジェクトの相性などもありますが、思い付くアイデアは全て実行してみることをオススメします。
中でも
- ウェブ広告出稿
- SNS広告出稿
- PR記事の制作依頼
- インフルエンサー依頼
- プレスリリース配信
などのマーケティング手法は成功に向けて大きな効果が期待できます。
当社でも「WEB広告運用代行」や「インフルエンサー依頼」「プレスリリース配信代行」などを実施できますので気軽にご相談ください。
マーケティングを任せたい方へ
まとめ:注意点を理解してクラウドファンディングに挑戦しよう!
というわけで、クラウドファンディングの注意点をまとめると下記の通りです。
クラウドファンディングの注意点
注意点① 資金調達に失敗する可能性がある
注意点② 資金の獲得に時間と労力がかかる
注意点③ 利用規約上の禁止ジャンルがある
注意点④ 批判されて炎上するリスクがある
注意点⑤ 基本的に削除や取り下げはできない
注意点⑥ 企画アイデアが盗まれることもある
注意点⑦ 手数料など金銭的なコスト負担あり
これらの注意点をすべて理解して、クラウドファンディングに挑戦していきましょう!
なお、自分で注意点を避けてチャレンジするのが難しいと感じた方は、クラウドファンディングのプロに相談するという手があります。
CAMPFIREには、追加の費用負担なしでクラウドファンディングのプロに伴走してもらえる【パートナー制度】がありますので、ぜひCAMPFIREパートナーに相談してみてください!
かく言う僕も CAMPFIREパートナー として活動しています!
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